美肌を維持する為の重要なポイントは「毛穴の健康状態」であると言えるでしょう。毛穴が健康的な状態を保てないと肌の見た目に大きく影響を及ぼしてしまうだけでなく、そこから更なる肌トラブルへ発展してしまう可能性もあります。
そんな肌トラブルの予防策として注目されているのがフォトフェイシャルという施術です。今回はフォトフェイシャルについて期待出来る効果や施術の際の注意ポイントなどをご紹介します。
目次
主な毛穴のトラブルとは?
毛穴のトラブルはそれぞれの人が持つ体質によって細かく症状が異なりますが、代表的なものは大きく3つに分類する事が出来ます。
中でも「毛穴の開き」に悩まされている女性は多いのではないでしょうか。頬は身体の部位でも毛穴の開きが起きやすいので入念にケアする事が重要です。
インナードライや肌が脂っこい人は特に注意しましょう。毛穴が広がった状態はメイクや古い角質が洗顔で落としきれず、毛穴に詰まって新たな肌トラブルを引き起こす原因になり兼ねません。
「毛穴が黒ずんで見える」という肌トラブルも多くの女性を悩ませる症状です。毛穴の黒ずみの正体は毛穴に残ってしまったメイクや古い角質です。
黒ずみは洗い残したメイクや古い角質が長期間毛穴に残ってしまい酸化する事で発生します。また、これらの汚れを無理に洗い流そうとゴシゴシ擦ると肌へ強い刺激を与えてしまい、肌がメラニンを生成して黒ずんでしまう可能性がある事も併せて覚えておきましょう。
古い角質やメイクの洗い残しは見た目だけでなく、肌触りにも影響を及ぼす事があります。角質や汚れは残り続けて溜まってくると厚みが出て硬くなってしまうのです。
特に皮膚が新しいものに生まれ変わるターンオーバーと呼ばれるサイクルが遅くなると、古い角質が皮膚に長期間残りやすくなります。
生活習慣が不規則になっている時期は特に注意しましょう。
毛穴トラブルが起こる主な原因
毛穴のトラブルを引き起こす原因にはいくつかのパターンが存在します。その中でも「生活習慣」が大きく影響するのは皮脂の過剰分泌です。
適量の皮脂は肌の水分量を保つ為に必要ですが、過剰に分泌されると汚れとして残ってしまい肌の健康状態を損なってしまいます。
皮脂の過剰分泌が引き起こる原因は不規則な生活習慣や男性ホルモンの分泌によるホルモンバランスの乱れ、肌の水分量が不足する事などです。
肌の水分量が足りなくなると潤いを保とうとして皮脂の分泌が促されますが、この現象は空気の乾燥する冬場に起きやすいと言えます。
皮脂が分泌されても肌を潤す水分が増える訳ではないので、結果として余分な皮脂が残ってしまい毛穴の開きや黒ずみの原因となってしまうのです。
また、生きる上で避ける事の出来ない「加齢」も毛穴トラブルの要因になり得ます。年齢を重ねるに連れて肌の潤いやハリは衰えやすく、こうした状態は毛穴の開きや黒ずみが起き易くなるのです。
そして意外と見落としがちなのが、間違ったスキンケアをしている事に気付かずに肌トラブルを招いてしまうというケースと言えます。
例えば毛穴の開きを引き締めようと冷水で洗顔しても、その引き締まりは一時的なものであり根本的に毛穴の開きを解決するものではありません。
それどころか、必要以上に冷たい水は丁寧に洗顔しにくいのでメイクや汚れを落としきるのが難しくなります。毛穴トラブルの解決・予防には正しい知識を身につける事が重要です。
毛穴トラブルの種類1:白毛穴
毛穴がトラブルを引き起こすと、その症状や原因によって毛穴の色味が変わります。ある程度肌の状況を把握出来るので、まずはそれぞれの特徴を押さえておきましょう。
比較的肌トラブルの早い段階で症状が見えてくるのが「白毛穴」と呼ばれるものです。白毛穴は皮脂と古い角質が混ざった「角栓」が溜まる事で毛穴を広げてしまい、その角栓が白くブツブツした見た目となって肌に現れます。
特におでこの横ラインと鼻の縦ラインで形成される顔のTゾーンは皮脂の分泌量が多く、白毛穴が発生しやすいので注意しましょう。洗顔時にはTゾーンを意識して念入りに洗う事が重要です。
毛穴トラブルの種類2:黒毛穴
毛穴に溜まった角栓は、そのまま放置しておくと酸化が始まって黒毛穴になってしまいます。角栓は空気に触れ続けて酸化が進むと黒く変色し、毛穴が黒ずんで見えてしまうのです。
黒毛穴は白毛穴から派生するケースが多く見られるため、白毛穴を見つけたら早い段階でケアする事が重要と言えます。ただし、毛穴が黒ずんで見える理由が黒毛穴であるとは限りません。
肌は強い刺激を受けると皮膚を保護する為にメラニンという物質を分泌します。このメラニンは黒味を帯びた色素を含んでおり、多量に分泌されると表皮が黒ずんで見える原因になるのです。
メラニンが原因で肌が黒ずんで見える場合、毛穴に角栓が詰まっている訳ではないので肌の黒ずみはまず原因を正確に把握するように意識しましょう。
毛穴トラブルの種類3:赤毛穴
従来は皮膚のうるおいを保つ為に重要な役割を果たしている皮脂ですが、酸化が進むと肌が炎症を起こして「赤毛穴」と呼ばれる状態になってしまう事があります。
赤毛穴は皮脂が多く分泌されやすい小鼻の脇や頬の毛穴周辺に発生しやすい症状です。また、体質的に皮脂の分泌が多い脂性肌や、部分的に乾燥肌と脂性肌を併せ持つ混合肌の人に多く見られるのも特徴として挙げられます。
赤毛穴は肌が炎症を起こしているデリケートな状態になっているので、赤らんでいるからといって気にして触ると症状が悪化してしまう可能性があるので注意しましょう。
毛穴トラブルの種類4:肌色毛穴
毛穴トラブルの多くは毛穴に詰まった角栓が原因となって発生しますが、肌色毛穴と呼ばれる症状はこれらの毛穴トラブルとは性質が異なります。
肌色毛穴の原因となるのは「肌のハリ・弾力の低下」です。加齢などによって肌のハリ・弾力が低下すると頬がたるんでしまい、重力に負けて垂れた肌に引っ張られて毛穴が開いてしまう事があります。
肌色毛穴は特に20代後半以降の人に多く見られる症状です。角栓が毛穴に詰まっている訳ではないので、肌の色味に大きな変化が見られないのが肌色毛穴の特徴でもあります。
一見なんとも無いように見えても、メイクを施す事で毛穴の開きが目立ってしまうので適切なケアを心がけましょう。
毛穴トラブルにフォトフェイシャルが有効な理由
近年、毛穴トラブルの対策として注目されているフォトフェイシャルでは「IPL(Intense Pulsed Light)」という特殊な光線を使用します。
レーザー光線などを利用した施術では特定の「色」に反応する光を利用して肌や毛穴のトラブルを解決するのが通常です。
しかしIPLの中には様々な波長の光が含まれている為、幅広い毛穴・肌トラブルに対して有効に作用します。
また、フォトフェイシャルで照射されるIPL光線は通常のレーザー治療で照射されるものよりも威力が弱いので、肌にかかる負担が少ないというのもポイントです。
フォトフェイシャルが毛穴トラブルに対して有効的だと言われているのは、IPL照射の熱によって毛穴の引き締め効果が期待出来るためです。
毛穴が引き締まる事は角栓の詰まりや肌の乾燥の予防に繋がり、皮脂の分泌量を正常に保つ効果も期待出来ます。
また、フォトフェイシャルで使用するIPLにはコラーゲンの生成を司る線維芽細胞に作用する波長の光が含まれているのもポイントです。
線維芽細胞はIPLの照射によって刺激されると活性化し、コラーゲンの生成量が増加します。コラーゲンは肌のハリを維持する為に重要な栄養素であり、フォトフェイシャルは肌のたるみ防止や弾力維持にも効果が期待出来るのです。
フォトフェイシャルを受ける際の注意点
肌や毛穴にとって多くのメリットが期待出来るフォトフェイシャルですが、施術を受ける際にはいくつかの注意点があります。
フォトフェイシャルで照射される光は通常のレーザー光線などと比べて出力が低いとは言え、少なからず肌に刺激を与えるものです。
従って、皮膚のメラニン色素が多くなっている日焼けした状態や、肌が不安定で敏感な状態になっている妊娠中は基本的に施術出来ません。
嘘をついて施術を受けるとトラブルの原因になります。細かい対応はクリニックによって微妙に異なりますが、施術前のカウンセリングでは正直に体調の具合を伝えるようにしましょう。
フォトフェイシャルは毛穴のトラブルに効果が期待出来ますが、他にも肌のシミやそばかす・たるみなどの改善にも効果が期待出来ます。
フォトフェイシャルの施術を受けた直後に「かえってシミが濃くなった」というケースがありますが、これはフォトフェイシャルの効果が正常に現れている自然な流れです。
フォトフェイシャルの施術で光が照射されると、皮下のメラニン色素が反応して破壊されます。
フォトフェイシャルには皮膚が生まれ変わるサイクルであるターンオーバーを促進する効果があるので、破壊されたメラニン色素は1~2週間程度するとかさぶたとして剥がれ落ちるのが自然です。
フォトフェイシャルによる毛穴トラブルの緩和や美肌効果は継続的なものではありません。施術によってもたらされる健康的な美肌状態を維持する為には、定期的にフォトフェイシャルを受ける必要がある事に留意しましょう。
また、フォトフェイシャルは即効性が低く、一般的には3~4週間に一度の施術を5回程度繰り返す事で効果が実感出来ると言われています。
効果の具合や実感出来るタイミングには体質による個人差もあるので、フォトフェイシャルの施術は根気良くクリニックに通い続ける事が重要です。
フォトフェイシャル以外で毛穴トラブルを改善する方法
フォトフェイシャルは毛穴トラブルに対して効果が期待出来る有用な手段ですが、それだけが毛穴トラブルへの対策という訳ではありません。
フォトフェイシャル以外に毛穴トラブルを改善する方法としてはまず、ピーリングという方法が代表的なものとして挙げられます。
ピーリングとはフルーツ酸などを用いて肌の汚れや古い角質を人工的に除去する手法です。ピーリングコスメは薬局などでも市販されており比較的入手しやすいので、毛穴のセルフケアとしては導入しやすい方法であると言えるでしょう。
ただしピーリング剤と自分の肌の相性が合わない場合、かぶれなどの予期せぬ肌トラブルを引き起こしてしまう可能性があるので原材料をよく確認する事が重要です。
手軽な毛穴ケアの方法としてはマッサージも有効です。フェイスマッサージには毛穴を開きやすい状態にして汚れや古い角質を落としやすくする他にも、肌のたるみを予防する効果も期待出来ます。
マッサージというと筋肉を丹念に揉みほぐすイメージを持つ人も多いかも知れませんが、毛穴をケアする目的でマッサージする場合は過度な刺激は逆効果です。
例えば必要以上に長時間マッサージする事や、オイルなどを用いず素手で顔を揉みほぐす事は肌への刺激が強すぎると言われています。
マッサージオイルを使用する場合にも、出来るだけ肌への刺激が少ない自然由来の成分をメインにしているものを選ぶのが良いでしょう。
この際にも自分の肌と相性が良いものをチョイスするのがポイントです。マッサージの仕方は皮膚を大きく動かすようなイメージでゆるやかにほぐしましょう。
蒸しタオルなどを使って皮膚や筋肉を柔らかくしておくのもおすすめです。
部分的に毛穴トラブルが気になる箇所があるならば、パックを使った毛穴ケアが効果的です。小鼻や口の下などマッサージしにくい部分でも、パックを使えば比較的容易に汚れや古い角質を取り除く事が出来るでしょう。
ローションパックなど保湿成分を含んだものを使用すれば、肌や毛穴の保湿にも効果が期待出来ます。ただしパックは頻繁に使用すると肌にとって必要な分の皮脂まで取り除いてしまい、かえって乾燥状態を招いてしまう可能性もあるので使用頻度には注意しましょう。
フォトフェイシャルだけで健康的な毛穴を維持できる?
フォトフェイシャルは毛穴の引き締めやハリのある肌状態を作り出すのに有効的な手段と言えますが、効果が永続する類の施術ではありません。
従って、フォトフェイシャルを受けただけでは健康的な毛穴を維持する事は難しいと言えるでしょう。末永くキレイな毛穴を維持する為には、日々のスキンケアが欠かせません。
また、フォトフェイシャルの効果が永続的でないという事は、施術後に収まっていた毛穴トラブルがしばらくしたら再発するというケースも考えられます。
施術によって毛穴トラブルが改善した事で油断せず、その後は毛穴トラブルの予防を継続してく事も重要です。
フォトフェイシャルの施術と日々のスキンケアを並行して行っていく事が、健康的でキレイな毛穴を保つポイントと言えるでしょう。
健康な毛穴を維持するためのポイント1:正しい洗顔をする
健康的な毛穴を維持する為には、まず毎日の洗顔方法を見直してみましょう。洗顔は毛穴や肌など顔全体の汚れを落とす重要なスキンケアであり、毎日繰り返し行うアクションだからこそ正しい方法を身につけておく事が大切です。
洗顔は基本的には朝と晩の1日2回行えば十分と言えるでしょう。朝の洗顔はメイクなどを施す前なので、シンプルに洗顔料で顔の汚れを落とすだけ十分です。
夜はメイクをしっかり落として毛穴に汚れを残さないためにも、クレンジングと洗顔の両方を行います。
洗顔料やクレンジング剤は目的や自分の肌に合ったものを使用する事が重要です。例えばオイリー肌の場合、さっぱりと洗いあげる事の出来るタイプの洗顔料を選ぶ人も多いでしょう。
しかし乾燥で悩んでいる場合にはかえって肌の水分を過剰に飛ばしてしまい、乾燥が悪化してしまう事も考えられます。
乾燥を改善したい場合には脂性肌でも保湿成分が多く含まれるタイプの洗顔料を選ぶと良い結果になるケースが多いです。
洗顔の仕方はなるべく肌に刺激を与えないようにしっかりと洗顔料を泡立てて、強く擦り過ぎない事を意識しながらしっかりと汚れを落とすようにしましょう。
洗顔料やクレンジング剤を洗い流す際、冷水や熱いお湯を顔にかける事は肌に過度の刺激を与えてしまいます。ぬるま湯を使用して洗顔料やクレンジング剤を肌に残さないようにしっかりすすぎましょう。
健康な毛穴を維持するためのポイント2:十分なスキンケアをする
健康的な毛穴は汚れを落とすだけでは維持する事は出来ません。汚れを落とした後のスキンケアにも十分に気を配る事が重要です。
洗顔後のスキンケアは第一に保湿を意識するようにしましょう。肌が乾燥している状態はキメが粗くなりやすく、ターンオーバーが乱れて毛穴トラブルを引き起こしやすくなるのです。
特に洗顔の直後は洗顔料やクレンジング剤によってある程度皮脂が洗い落とされているので、肌が乾燥しやすい状態となっています。
洗顔したらすぐに化粧水などで水分を肌に補給する事が大切です。洗顔時も時間をかけすぎたり強く擦りすぎたりして、肌に過度の負担をかけないように心がけましょう。
保湿のスキンケア用品には化粧水や乳液、美容液、保湿クリームなど様々な種類があります。それぞれどの製品を選んだら良いか悩んでしまう人も多いでしょう。ここで重要なのはやはり「自分の肌との相性」と言えるでしょう。
洗顔料やクレンジング剤と同様ですが、自分の肌に直接塗るものは体質との相性次第で予期せぬトラブルを引き起こす事があります。原材料や自分の肌について良く調べて製品をチョイスするようにしましょう。
洗顔やクレンジングでは時間をかけすぎると肌に負担をかけてしまいますが、保湿ケアは時間をかけてじっくりと肌に水分を馴染ませる事が重要なポイントです。
手の平や指全体を使って、肌を擦らず押し込むようにして水分を染みこませましょう。また、脂性肌の人の中にはベタつきが気になって保湿クリームの使用をためらう人も少なくありません。
しかしせっかく化粧水などで肌へ与えた水分も、保湿クリームでしっかりコーティングしなければすぐに蒸発してしまう可能性が高いです。
肌の乾燥を防ぐ為には保湿クリームも併用するのが望ましいと言えます。自分の肌にマッチしたアイテムを使用して、肌の水分と油分のバランスを整える事がスキンケアの目的です。
健康な毛穴を維持するためのポイント3:食生活を見直す
肌や毛穴の状態は身体の外側からの刺激のみならず、身体の内側からもたらされる影響も大きいです。身体を構成する栄養素の多くは普段の食事からもたらされます。
従って、食生活の質は肌や毛穴の健康状態にも重要な意味を持っているのです。辛いものや酸っぱいものなど刺激が強い飲食物、ジャンクフードに多く含まれる保存料や着色料などの添加物を過剰に摂取し続けていると肌荒れや毛穴トラブルを引き起こしやすい状態になります。
こうした刺激物や添加物の摂取を極端に制限する必要はありませんが、最低限身体に必要な栄養を考えてバランスの取れた献立を心がけるようにしましょう。
肌や毛穴の事を優先的に考えるのであれば、コラーゲンやビタミン群(A、B、C)を多く含む食品をメニューに盛り込むのがおすすめです。
ハリのある肌を作りだす為に必要なコラーゲンは牛スジ肉や豚バラ肉などの動物性食品、うなぎ・エビ・フカヒレなどの海洋性食品、ゼリーやプリンといったものに多く含まれています。
一つ一つの食品に比較的高カロリーなものが多いので、摂り過ぎには十分注意しましょう。
毛穴のたるみに有効とされているのは、体内でコラーゲンの生成を手助けするビタミンCです。ビタミンCはパプリカやゴーヤといった野菜、いちごやキウイなどのフルーツに多く含まれています。
毛穴の開きには豚レバーや納豆に多く含まれるビタミンB2、マグロやバナナに豊富なビタミンB6がおすすめです。マグロと納豆は和食によく使われる食材として相性も良いので、一緒に摂取しやすいコンビと言えるでしょう。
毛穴の黒ずみにはにんじんやかぼちゃが多く含んでいるビタミンA、角栓の詰まりが気になる毛穴にはビタミンEを豊富に含むアーモンドやアボカドがおすすめです。
健康な毛穴を維持するためのポイント4:生活習慣を整える
食事と同様に肌や毛穴に大きな影響を及ぼすのが生活習慣、特に「睡眠」と「ストレス」の管理が重要です。
一見あまり毛穴や肌と関係ないように思えるこの2つのポイントですが、精神の健康状態は形となって肌や毛穴にもしっかり現れます。
キレイな肌を維持するためには、細胞が肌を再生する環境を整える事が重要です。肌の再生は成長ホルモンによって促進されますが、その成長ホルモンが最も多く分泌される時間帯は人が眠りに入るタイミングと言われています。
眠りに入るタイミングで分泌された成長ホルモンが肌の再生に働きかけるのです。つまり、十分な睡眠時間が取れていないと肌を再生するための時間が確保出来ていないという事になります。
過度のストレスも肌や毛穴の状態に悪影響を及ぼします。過剰なストレスは交感神経を正常にコントロールしにくくなったり、ホルモンバランスを崩してしまったりする原因の一つです。
交感神経やホルモンバランスの乱れは身体の老廃物排出を鈍らせたり、代謝を低下させたりすることにも繋がります。
この2つは肌のターンオーバーと深い繋がりがあり、ストレスが溜まった状態では古い角質や汚れなどが肌や毛穴に溜まりやすくなるのです。
キレイな毛穴を作り、それを保つためには十分な睡眠時間と毎日の適度なストレス発散がカギとなります。
健康な毛穴を維持するためのポイント5:紫外線対策をする
紫外線と言えば美肌の大敵として認識している人も多いのではないでしょうか。しかし紫外線は肌だけではなく、毛穴においてもトラブルの原因となり得ます。
強い紫外線は皮脂の酸化を進行させてしまい、酸化した皮脂はターンオーバーのサイクルを乱す要因になるのです。
また、皮下に到達した紫外線はコラーゲンにも作用して繊維芽細胞の劣化や、新しいコラーゲンの生成を妨げてしまいます。
これによって毛穴がたるんでしまい、メイク時などに毛穴が目立って見えるようになってしまうのです。
シミやそばかすの原因となるメラニンは、毛穴が黒ずんで見える原因にもなります。角栓が詰まっていない、肌にデコボコがないにも関わらず毛穴が黒ずんで見える場合にはメラニンが原因となっている可能性を疑ってみましょう。
紫外線によりダメージを受けた皮膚はターンオーバーのサイクルが乱れているので、メラニンによる毛穴の黒ずみは放置していると長期間残ってしまうでしょう。
紫外線対策として有効的なのはやはり紫外線を浴びない、または紫外線をカットする事です。紫外線は一年のうちで4~8月、特に5~6月が強く降り注ぐと言われています。
しかし紫外線は強い時期だけ対策していれば良いという訳ではありません。浴びてしまった紫外線は皮下に溜まってしまい、後々毛穴トラブルを引き起こす原因となってしまうのです。
紫外線を避けるには外出しないという方法が手っ取り早いですが、そういう訳にもいかないというのが現実でしょう。
外出時間が選べるのであれば、紫外線の強い10~14時の時間帯はなるべく室内で過ごすというのが良いでしょう。
外出時には肌の露出を抑えたり日焼け止めを塗ったりして対策する事が重要です。日陰を歩くように心がけるだけでも多少の効果が期待出来ます。
きれいな毛穴で若々しい肌を目指そう!
毛穴がトラブルを起こしてしまうと、いくら上手にメイクを施してもキレイに見えなくなってしまう事さえあります。
肌のキメやハリツヤが十分でも、毛穴のブツブツが目立ってしまっては台無しと言えるでしょう。若々しくキレイな肌に見せるためには、健康的な毛穴を維持する事が重要なのです。
フォトフェイシャルと日々のスキンケアを継続して、健康的で美しい毛穴と肌を手に入れましょう。